3日でプラス思考になる本2008/12/30 08:08

ポジティブ・シンキングの本を読んでみました.

清水榮一(2008)3日でプラス思考になる本-自分を"劇的"に変える16の方法-.知的生きかた文庫.三笠書房.220p.

http://www.mikasashobo.co.jp/book/ISBN978-4-8379-7744-5/

知的生きかた文庫は愛読書の一つで,「自助論」などいろんないい本がでています.

清水さんのこの本では,「いかに前向きに生きるか」,「どうやって積極的になるか」,「どうすれば自信がもてるか」という具体的な方法論が示されています.ポジティブ・シンキングのための方法論をベースに「心のセルフ・コントロール法」を示しています.

最近の世の中は価値観が大きく変動し,社会が流動的になったため,心に不安を抱える人が増えています.これは本人の心のとらえ方「視点」の変更で前向きにポジティブに生きることができるとしています.

大切なことは,「頑張る」ことよりも「視点を変える」こと.

原因のはっきりしない不安を感じ続けている人がたくさんいる.「まぼろしの不安」は親や教師,友人,メディア,など私たちにとって権威である人や組織によって植え付けられた「プログラミング(心の刷り込み)」に原因がある.目の前で起きたことをどう受け止めるかー人生の分岐点はここにある.

視点をがらりと変える.

不安も恐怖も,単なる想像=イメージが作り上げているもの.感じる必要のない不安や恐怖である可能性が高い.

すべての物事には両極があり,それらの極は程度の違いであって根本的な性質のひとつである.視点を変える.無意識のうちに,それらを嫌悪の対象にしてしまっている.一見,悪いことのように思える事態が起こったときには,どのようなことにも反対の見方があるということを思い出す.やっているすべてのことには,必ずプラスの側面がある.

脳の活動状態をコントロールする.「アルファ状態」に入る.ゆっくりとした呼吸.瞑想を一日3回行う.無意識のイメージ.心に浮かぶイメージが行動に変化をもたらす.心の中のイメージを意識的に変えていく.

過食や多量の飲酒,衝動買いなども,ストレス解消のためであることが多い.「こだわり」を捨てて,ストレスを受けないようにする.問題はそのできごとではなく,そのできごとをどのように受け止めるか.なんらかの方法でリラックスする.「ひなぎくの池」のエクササイズ.

人間の幸福というのは,「好きなことを楽しむ」こと.「罪悪感」ほど,精神的,心理的に大きな重圧をもたらす感情はない.親からのプログラミングは強力.自分を許すことこそが罪悪感を克服する鍵.自分の中にあるルールや常識を疑ってみる.罪の意識を感じるということは,成長したことの証し.闘うのは他人ではなく,自分自身.過去は過去,それ以上でもそれ以下でもない.

自尊心は,「自分に対する評価」.自己評価が低い分野の原因を探す.自己評価を高める.たったひとつの資質に対する劣等感であっても,その感情が自己全体像に影響を及ぼす.「人間」という視点に立つと,他者と競い合うことに何の意味もない.健全な自尊心をもっている人にとって,唯一のライバルは自分自身.自分が得意にしていて,さらに伸ばしていきたいと思っているものを見つける.他人と比べない.

マイナスのイメージを小さくして消し去り,望んでいること,目標を達成したところを強くイメージすること.「センターステージ」のテクニック.望んでいる最高の結果だけに集中する.一つの目標について3回行う.

世の中には「被害者タイプ」の人がいる.小さなことから変えていくことで,大きな変化をもたらせばよい.「自己主張」をする.我慢をしない.人生はそれ自体が駆け引きの連続.怒ったり苛立ったりせずに,駆け引きを楽しむ.

潜在的にそれをやろうという意志があればその行為は自発的に行われる.「やるべきこと」を「やりたいこと」に転換する.いつそれをやるかはっきりと日時を決める.どのタイミングで,どのように始めるか.いつ,どこで,どのようにやるのかを考えて,その通りにやっている自分を視覚化する.イメージングによって願望を高める.イメージングは,行動を起こすためのプロセスの重要な要素.

人間関係.その人が,何を必要としているか.相手が必要としているものを見つけ,それを与える.ほとんどの人は,人との関係において相手や自分が何を必要としているかを意識していない.相手の「反応」をよく見る.マイナス思考の人にはできるだけ関わらないようにする.

行動しないことが最大の失敗.あらゆる経験は学びの材料.頭の中のリミッターを外し,自分が携わっている仕事の究極の成功を想像する.そのプロセスで達成可能な「小さな目標」も設定しておく.先延ばしにしない.即断即決の習慣を身につける.

聴衆の心をつかむには,確固たる自信を持っていることが条件.人が変わるためには,古いやり方を改めて新しいやり方を身につけていかなければならない.今すぐ,何かを行動してみる.そして,それを楽しんでみる.変わることを避けることは,人生を避けるようなもの.

前向きにポジティブに生きるためのヒントが満載でした.瞑想は,禅やヨガなどにも通じていて,日本やインドの思想にも近いように思いました.呼吸法も共通するものがありそうです.

オバマ演説集2008/12/30 11:16

初の黒人系大統領に決まったバラク・オバマ氏の演説集です.

オバマ演説集.朝日出版社.95p. CD付き.

http://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255004518/

彼の最大の武器は,説得力のあるすばらしい演説でした.

彼の生い立ちや数々の演説をCDで聞くことができます.ヒアリングのレッスンにもなります.

彼は選挙中,"Hope"や"Change"といったシンプルなスローガンで聴衆に力強くよびかけています.

iTunesに読み込んで,時々聞いています.

お試しください.

富士山大噴火が迫っている!2008/12/30 11:28

静岡大の小山真人氏による富士山の啓蒙書です.

小山真人(2009)富士山大噴火が迫っている!技術評論社.199p.

http://www.bk1.jp/product/03071186

富士山についてとてもわかりやすく解説しています.お薦めの1冊です.