竹中式マトリクス勉強法2008/10/26 13:27

竹中平蔵「竹中式マトリクス勉強法」幻冬舎.214p.

本屋でみつけて面白そうな内容なので一気に読んでしまいました.金融担当大臣まで勤め上げた人の勉強法は結構参考になります.

人生を戦い抜く武器としての勉強.人間力を鍛えるための勉強.マトリクス勉強法.武器としての勉強,人と人を結ぶ勉強,天井がある勉強,天井がない勉強.

今,自分は何を勉強すべきかを知ることこそが,実は一番大切.
「今自分はどの勉強を優先すべきか」を考え,勉強の優先順位をつけ,中長期的な勉強計画を立ててみる.

不断の努力を続ける.「努力できることが,才能である」が座右の銘(松井秀喜)

「自分はこうなりたいんだ」という強い意志.「自分はできる」と思いこむことは非常に重要.「私はできる」と思いこむパワーは,やる気を奮い立たせる.アメリカ人は,頑張る人には周りは「You can do it!」と励まし,励まされた人はそれに「I can do it!」と答える.

直近の目標の追求と,ビッグピクチャーを描くこと.勉強は勉強することそのものが目的ではない.志,ビジョン,目先の目標の3段階構えで将来を描く.すべての勉強に締め切りを設定する.「いつまでに,何を決めておくこと」だとか,「何日までにここまで議論を深めておくこと」といった「To do list」を作った.スケジュールを逆算方式で管理する.

定石通りの基本練習を繰り返す.何事も基本なくして,達成できることはあり得ない.自分にとってのベーシックを確立していれば,たとえ状況がどのように変化しても,惑わされることはない.

身近によきライバルを持つ.自分にとっての批評家を持つ.ズバリ改善すべきポイントを指摘してもらうことで,欠点も克服しやすい.

メモを持ち歩く.浅い睡眠の後,まるでお告げのようにいいアイデアが出てくる.枕元にメモを常備する."メモ力"はビジネスパーソンの必須能力.

毎日続けること.捨てること.メモをワードファイルに打ち直す.検索機能を使う.

本当に重要な情報はやはり人が握っている.人から直に聞く一次情報は,印象に残りやすい.自分の休みを取るために,仕事の生産性を高める工夫は欠かさない.知的生活を妨げるのは,意味もなく人と群れること.自分の知的好奇心を刺激してくれる人と積極的に付き合う.この雑誌のこのコラムだけは必ず読むというような定点観測ポイントを探す.友人は数多くいればいいというものではない.

自分のためにお金を使う大切さ.自分の健康を管理する.睡眠不足は知的生活の敵.勉強や原稿の執筆などの仕事は,ハイの状態では到底できない.知的空間を確保する.「とっておきという本」以外はどんどん捨てる.

同じ問題集を何度も解く.誰よりも早く,一日でも早く始めることが勝負を分ける.日曜日はまさに1週間の始まり.今までの日本社会ではありえないほどの強烈な「学歴社会の到来」.日本は「学歴社会」ではなく,「入試歴社会」.大学である程度専門的な勉強をしてくることを前提に採用.重要なデータ分析などは,必ず自ら手を動かし,自分でまとめる.問題解決の具体案などは,自分で書いてまとめて,理解する.

日本人は実は驚くほど英単語を知らないのが現実.しょせんはコンテンツ次第.日本人は,一般的に書く力も読む力もない.「読む量」がまだまだ圧倒的に足りない.頭の中にない単語は,唸って考えようが,逆立ちしようが出てこない.とにかく暗唱する.頭の中が「英語モード」に切り替わる実感.単語力を上げるには,辞書を引く習慣をつける.辞書で調べた単語は,「My単語帳」に書き込み,しらみつぶしに暗記していく.語学の「壁」は,「向かっていく精神」で自ら壊す.必ず教室の一番前の席に座る.

コツコツ積み重ねた努力は,なかなか成果が実感できなくとも,非連続的にある日突然実る.聞き返す,質問する,自分の意見も聞いてもらう,書いた論文を読んでもらう,こうした積極性が,英語力をはぐくむ土台となる.

関心があるテーマから掘り下げていけば,いくらでも身近になる.勉強会,読書会.新聞は,一ヶ月間,同じコーナー,コラムを読み続ける.具体的な対案を出すーそれが議論の掟.批判は3種類の集約される.「コントラリアン型(いつも人と反対の意見を言う)」,「永遠の真理型」,「ラベルを貼る型(きめつけ)」の批判.情報は一次情報を重視.自分なりの「こだわりポイント」を作り,ひたすら定点観測する.自分にとってのアンカー(錨)を持つ.

聞き上手の人は,労を取らずして貴重な情報が得られる.ほめること,エンカレッジすることは威力は絶大.仕事や勉強のできる人は,概してエネルギー水準が高い.教育の本質は「エンカレッジ」(勇気づける)ことにある.日本の場合はどちらかといえば「ディスカレッジ」(やる気をそぐ)システム.勉強することは,孤独.その孤独感を救ってくれるのが,仲間同士の励まし合い.知識や情報が,線となって繋がり,その線と線が絡み合って網目となって,空間へと発展する.頭の中に点在する知識や情報を繋ぎ合わせる.何を書くかが決まった段階で,論文は半分以上終わったも同然.

「リアル」を知った経験は大きい."雑用ができること"こそが,どこに行っても使える汎用性の高いスキル.「何をするか」すなわり業務内容よりも,「誰と働くのか」つまりは仕事仲間の質にこだわる.向かい風に立ち向かうには,「自分ならできる」と士気を鼓舞する強靱な精神が必要.前向きな人には,不思議な人間治癒エネルギーがあり,これを求めてまた前向きな人が集まってくる.勉強仲間やライバルは「exclusive」の感覚で,しっかり取捨選択すべきだ.「高め合いのネットワーク」は,まず一人一人が自立していることが条件.

破局噴火2008/10/26 15:48

日本大学の高橋正樹教授が書かれた巨大噴火の啓蒙書です.日本でカルデラ形成を伴う巨大噴火が起こる確立は約7000年に1回.このような破局的な巨大噴火はいつ起きてもおかしくない状態.カルデラ火山についてのレビューも参考になります.

高橋正樹「破局噴火」-秒読みに入った人類壊滅の日.祥伝社新書.244p.

http://www.amazon.co.jp/破局噴火-秒読みに入った人類壊滅の日-祥伝社新書126-祥伝社新書-126-高橋/dp/4396111266