脳が変わる生き方2009/12/07 07:26

茂木健一郎さんの新刊本を読んでみました.

茂木健一郎(2009)脳が変わる生き方-人はどこまでも成長できる-.PHP研究所.207p.

http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=978-4-569-77269-1

今回は,各地で行った講演の内容を元に本にまとめたもの.

人間の脳にはもともと,変わることを支える力がある.

偶有性.

取り扱い説明書もなしに,われわれは日々,自分の脳を使っている.いかに素晴らしい可能性に気づいていないで生きているか.

一人ひとりの脳が,たいへん大きな可能性を秘めているのに,そのごく一部だけしか使わないで生きて,死んでいってしまうのが実情.

知能指数が人間を測る上での,絶対唯一の指標だと思っていない.

今いる自分は,遺伝子で決まっているのではなく,これまでの人生の中で出会ったさまざまな人々,あるいは感動した映画や強い影響を受けた本,そういうものとの巡り会いの総体として,今ここにある.

人間が本当に変わるときは,一瞬,動きが止まって,ちょうど「サナギ」のような状態になる.

いろいろな人生の局面,いろいろな分野に,思い切って飛び込んでいくということが,やはり一番いい.「偶有性の海に飛び込め」.

脳はとてつもない可塑性があって,無限に変わっていくことができる.

飛び込まないことには,自分の脳の可能無限を引き出すことはできない.

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